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【パリ五輪】オリンピックで野球はなぜ除外?ロス五輪で侍ジャパン復活?

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オリンピック日本代表で金メダル候補の一つである競技の「野球」

残念ながら2024年夏開催のパリ五輪では、ソフトボールとともに野球の競技は開催されません。

なぜ野球が除外……と、ショックを受ける方もいるでしょう。

この記事ではその理由について触れますので、気になる方はぜひ最後までご覧ください!

目次

野球日本代表(侍ジャパン)について

野球日本代表について、簡単にご説明します。

愛称SAMURAI JAPAN(侍ジャパン)
オリンピック出場回数6回
オリンピック金メダル獲得回数1回(2008北京、2021東京)
WBC優勝回数3回(出場は5回)
ソフトボール女子日本代表について : Wikipediaより引用

ちなみに、愛称が似ている「SAMURAI BLUE」はサッカー日本代表です。

MLB選手の不参加

オリンピック開催時期がメジャーリーグ(MLB)のシーズン終盤になることが多いため、チームの大事な時期に離脱されては困ることから、オリンピックに現役MLB選手を出場させないことに。

過去の五輪ではイチロー選手やダルビッシュ有選手など、2021年の東京五輪でも大谷翔平選手がメンバーに選ばれなかった理由がそれにあたります。

パリ五輪で野球が除外された理由とは?

正式競技に入っていない

日本で「野球」はメジャーなスポーツですが、実は野球はオリンピックの正式競技ではありません。

オリンピック憲章によると、オリンピックの正式競技になる基準は「男子では4大陸75カ国以上、女子では3大陸40カ国以上、冬季五輪の場合は3大陸25カ国以上で広く行なわれている競技」という条件があります。

野球日本代表(侍ジャパン)のオリンピックでの成績

1992年バルセロナ五輪(スペイン) : 3位

1996年アトランタ五輪(アメリカ) : 準優勝

2000年シドニー五輪(オーストラリア) : 4位

2004年アテネ五輪(ギリシャ) : 3位

2008年北京五輪(中国) : 4位

2021年東京五輪(日本) : 優勝

※2012年ロンドン五輪、2016年リオ五輪では競技が開催されていません。

野球とともに、ソフトボール、空手も正式競技に入っておらず、2024年のパリ五輪では競技が開催されません。

女性野球の認知度が極端に少ない

実は女子野球日本代表(通称 : マドンナジャパン)というものが存在します。

甲子園で女子選手が出場できないことから、高校からソフトボールへ転向したり、やめたりする方が多いです。
※現在は別で女子選手向けの大会があります。

男性の野球では日本や韓国、アメリカ、台湾などにリーグがありますが、女性は確認できたのは日本とアメリカだけでした。

その認識度や復旧率、男女の格差があるため、オリンピックでは競技に入っていないのでしょう。

競技参加国が少ない

2021年の東京五輪で金メダルを獲得し、とても盛り上がった侍ジャパン。

実は、東京五輪の野球競技参加国は6か国でした。
※世界は196か国あります

ということは、参加国の半分はメダルを獲得できるんです。

ましてや、MLB選手が出れないこともあってアメリカは不利。日本のプロ野球チームに所属する選手だけでも十分強い日本代表にとって、有利な条件が揃いすぎているため、メダル獲得は当然でしょう。

施設の確保が難しい

野球の大会に合わせて新しく施設を建設するとなると、建設に大きなコストや土地が必要です。

さらに、2018年からフランス全土で始まった「黄色いベスト運動」によるデモ活動があるため、大ごとにならないためにも、パリ五輪の会場新設は慎重になっていたはず。

たとえオリンピックのために野球の施設の建設をしたとしても、野球のさかんな国でなければ、オリンピック後にその施設が使われる可能性は低いというリスクがあるんです。

1試合の時間が長い

参考に、2023年のプロ野球は9回で終わった試合の平均は3時間7分

ほかの競技と比べても圧倒的に1試合の時間が長いです。

もし、東京五輪のように野球が開催されるとなると、最初は総当たりで、上位数チームでトーナメントをするはず。

総当たりの時は延長戦がなく、出場国も少ないとはいえ、オリンピック期間も決められているため、野球だけに時間を割けないのかもしれません。

ヨーロッパではマイナースポーツ

野球は日本やアメリカではメジャーなスポーツですが、世界的にみると、実はマイナースポーツです。

そのため、開催国が使える「追加競技、追加種目」の提案権限を使わないことに……

ちなみに、ヨーロッパではオランダが強く、NPB選手では元ヤクルト(またはソフトバンク)のバレンティン選手、元楽天のアンドリュー・ジョーンズ選手などが日本で活躍しました。

なお、先の2028年ロサンゼルス五輪(アメリカ)では、「野球(+ソフトボール)」が追加競技として開催予定です。

オリンピック競技数が多い

2024年のパリオリンピックでは、「ブレイキン」「スケートボード」「スポーツクライミング」「サーフィン」の4競技が採用。

パリ五輪では32競技329種目が行われる予定です。

過去のオリンピック競技種目数

2008年北京五輪 : 28競技302種目

2012年ロンドン五輪 : 26競技302種目

2016年リオデジャネイロ五輪 : 28競技306種目

2021年東京五輪 : 33競技339種目

これ以上増えるとなると、コストや時間、さまざまな課題が増えるため、採用を見送ったのかもしれませんね。

まとめ

いかがでしたか?

日本では人気の野球ですが、世界ではマイナースポーツだとは自分も知りませんでした。

柔道や相撲のように、日本の国技が世界にも伝わり、野球がのちにオリンピックの正式競技になってくれることに期待しましょう!

最後までご覧いただきありがとうございました。

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